技術資料電波環境調査

朝日音響製を納入するにあたって、お客様からのご要望があった場合に、有償で対応いたします。無線機の設置予定場所に
おける電波の使用状況やノイズの発生状況を確認し、使用する周波数を決定した上で観測を行います。

電波観測は限られた時間で行うため、電波の特性からいって状況を100%把握することは困難なのですが、混信や妨害の可能性が少ない周波数を見つけ出すことができます。

電波観測には2つの方法があります

1.朝日音響スタッフが現地に赴く

測定機器(スペクトラムアナライザー)で3時間程度、調査を行います。

2.自動電波観測機器の貸出

報告書作成までの流れ
① 観測する周波数を指定していただく
② 自動電波観測機器の貸出し
③ お客様にて機器を設置
④ 観測開始 ※24~48時間の連続観測が可能
⑤ 観測後、朝日音響に返送
⑥ 朝日音響にて観測したデータを分析
⑦ 報告書を作成

電波観測の様子

某工場内での実際の電波観測の様子です。測定機器(スペクトラムアナライザー)を操作して、この場所で発生している電波やノイズを測定しています。

スペクトラムアナライザーの表示画面

スペクトラムアナライザーの表示画面

グラフの横軸が周波数の高低(右へ行くほど高い周波数になる)、縦軸が電波の有無・強さを表しています。ある周波数帯の中で、どの周波数でどのくらの強さの電波やノイズが出ているのかを視覚的にとらえることができます。

当社の無線機が電波法に準拠しているかどうかも、同様の方法で確認しています。

当社製品についてのご質問は、営業課までお気軽にお問い合わせください。