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波乱の社史
第3章 終戦へ
24 逆襲ハッタリ君

皆、ハッタリに弱い。しかし、それを当社が知る由も無い。当社は開発費と材料費の支払いを受けただけで、M氏が資金を どう調達したか迄は、預かり知らぬ事、だった。そこまで気を配っている余裕は無かった。

もう これ以上開発をやっていても、収入が無い。

 

その上、通常の商取引で、約束通り[月5台の納品]を続けているのに前出の[Iクレーン]が、支払いをしてくれない。[I・金(かね)クレーン]と ニックネームがついた。

M氏も「今食えないのに開発が出来る訳が無い。」との話に納得し、今度は[I・金クレーン]に凄み始めた。毒をもって毒を制す。

M氏の凄みが効いたのかどうか、間もなく[Iクレーン]は徐々に、正常支払いを始める。担当者が[支払いを受ける手続き]の存在を、教えてくれないから手続きをしてない。それだけだった。

 

パンフレット画像1又、地元の業務用無線機販売業者、S社のI社長が顔を見せて こう言った。「パルスホンの話を客先で聞けば、これを作れるのは貴社しか無い。あんな連中と付き合うのは止めなさい。」

『パルスホンを買うから』と言う理由で業務用無線機を買うのを中止した客が有った様で、「営業的にも影響が出ているから、何等かの協力をする」と言って帰った。

 

事実 I社長は後に我社へ、開発依頼の注文をくれた。今も同社のY営業部長は、時々客先からの話を、紹介してくれている。まともな会社である。

 

先に述べたが M氏はハッタリの塊である。その尺度で我社と筆者を見る。「開発品の性能が出ない。これ以上出来ない。」と筆者が言うのをハッタリだと思って、強く迫る。強く迫れば解決すると思っている!!!そうは行かない。そうはメーカーが卸さない。いや、そうは開発者が卸さない・・・・・・そりゃ、俺(筆者)だ!!

現実は正反対だ。いくら困っても出来ない物は、本当に出来ない。それを見てM氏は又も、自分の尺度で[陰に本当の経営者が居て、筆者に権限が無い。]と判断する。

そして、その陰の経営者とは、[旧経営者で 一切の手を引いたY氏]、[穴空きスポンサーのF氏]、[役員数不足で名義借用した筆者の同級生Y君]、[果ては 筆者の父]まで疑った。

 

前者2名は確認する術も無いが、後者2名には職場へ訪ねて「朝日音響に貸付け金が有る。それを返してくれ。」と、迫ったのだ。

彼らは 何も知らないから「本当か?」と聞いたが、実害は無かった。

 

そんな訳でパルスホンの開発は、暗礁に乗り上げて いつしかM氏も遠のいた。近視眼的な手法をいくら繰り返しても、203高地の乃木大将と同じだ。

 

挿絵ツケは後から来る。1~2年して、会社のレクリェーションとして、社員とその友人達を加え、県南へ海水浴に行った。

それをM氏が事務所のビルから見ていた。 たちまち「人が負債で困っとる時に、お御前達はヨットを曳いて遊びに行っとる。けしからん」と電話が入り 問題が再燃。

ヨットは社友の更に友人の物だが、聞き入れない。その社友とは前経営者時代に社員だったM社員で、この頃 自動車保険の勧誘に出入りしていたのでした。

パンフレット画像2パンフレット3

弁護士にも相談した。徳島弁護士会の会長も務めた、M弁護士は相談料で聞いてくれた。が、M氏(弁護士とは別人:前出の開発依頼主)は迫る。「再度開発せよ。今度出来なかったら 金を返す担保に、約束手形を切れ」

 

当時は今程 理論武装が出来て無いので、弁護士に依存しようと相談したのだ。適切な指導は無かった。その間M氏の社員だと称して、何人かが脅しに来社した。

印刷したばかりで 触るとインキが未だ手に着く名刺を持って現れた男。

筆者が話中に笑ったと怒って、灰皿を投げた男。

瀬戸物の灰皿は割れなかった。だから その後、マジックで「根性の灰皿」と書いて数年間使った。が、女子社員Mが ちょっと落としたら、割れた。案外脆かったのか女に弱かったのか?汗・・・・

挿絵:根性の灰皿

結果 300万円と100万円の手形を、みすみす持って行かれた。

筆者は手形と言う物の制度を一切知らないが、商業や経営を学んだ者が すぐ側には居たし、弁護士にも相談していたので、これでも沢山! いや、こっちの方が防がれてしまっていたか?

 

当時 我社は、当座預金口座を持っても、手形を発行する経営をしてなかった。[手形等 紙切れ]と思っていたし、物が出来りゃ済む との気も有った。

 

挿絵:弁護士故に[無因証券]と称される、約束手形の知識が欠けていた。弁護士なら 特にその事を強調して、避けるべき事態の筈だが、特に何も言わない。疑わなかったのが、失敗だった。

手形を振り出した後 M弁護士は、こう言った。「相手の言い分を聞くと、仕事を出来なかった君の方が悪い。それに弁護士は両方の言い分を、聞く事は出来ん。これで終りだ。」それなら、最初に それを言うのがプロの仕事だろう!

 

それならば、我社の相談を受けながら、相手のM氏の言い分を、なぜ聞いた。

弁護士に騙された?

プロの弁護士でなく、プロの詐欺師か?

 

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