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TOP > 会社紹介 > 波乱の社史 > 第1章 大混乱の継業前後 12.スタンバイの偽物合戦

波乱の社史
第1章 大混乱の継業前後
12 スタンバイの偽物合戦

[スタンバイ]の商売が [権利の売買]に近付いて、もう商売として終わりかな?と思えた頃、ニセ商品,類似商品と共に、記事合戦になった。

[入れ墨眉毛]の詐欺も、その偽物を仕入れ していたくらいだ。

 

発売元の[O製作所]では、[週間ポスト]に、次の様な記事を 書かせた。「不況で喰うのに困った[朝日音響]という会社があって、泣きついてきたので、我社のアイデアを下請けさせている。」 ウソツケ! アイデアは我社の藤井正人初期専務のアイデアだ。間違いは無い。それの発売権を買わされただけのO製作所なのに・・・。

「スタンバイ」の写真スタンバイの写真も出ている。『AsahiOnkyoCo.,Ltd.』と製品に印刷されており、[O製作所]からの総発売元としての依頼により『OGR』との3文字も入ってはいたが、後面の型名シールでのフルネームは当社で、カタログでも当社が製造元だ。

 

記者というのは すぐに騙されるのか、言われた事を 何でも書くのか、目で見た事実を全く別と思うのか、よくわからない。要するに『安易』以外の何物でも無い。金に目の暗んだ人々だろう。

 

後で抗議すると、たまたま筆者が[O製作所]を訪問した時に 居た来客が記者だったから、筆者も この記事に同意したごとく、言い訳する。

同じ日に会社に居合わせたら、一言も会話の無い人に同意した事になるのか?その調子で我社の朝日とは、「朝日新聞の親会社だ」と言えば、その通り書くのか・・・?

記事画像(部分拡大版)→記事部分拡大画像

こんな調子で[渡る世間は詐欺ばかり・・・]だから 問い合わせのある新聞社に対し、念押しをしたら、上の様な記事になった。

全て裏付をとってもらって、『一番早く発売したのは[朝日音響]』と書いてくれた。[スタンバイ]を(ネーミングまで)そっくり真似した[Mgダンキー100]、27メガヘルツ電波で[ラックス]の[コンピューター・スタート]、タイマー式の[フォーカス]等、類似品が一年遅れで相次いだ。

中でも、[MGダンキー100]のアマチュア無線誌[CQ]に載った写真は コピー商品でも無く、当社の品物そのものに 別のボール紙製枠を囲っただけだった。

 

[眉毛]の詐欺師から、大分で入手した[ダンキー100]の本物?は コピー商品を正式に生産した?為、部品配置が一カ所だけ当社商品と異る。

ノウハウが追いついていないので、自分の信号がクラクションを鳴らすと、そのノイズで妨害を受けてエンストする代物だったが・・・・。

特許もクソも無い。成立までに2~3年かかるから、その間に商売を済ませて、会社自体が雲隠れする。そんな商売の会社が多かった。会社を閉めて(潰して)逃げるのだ!

 

特許を生かせば、メーカーに限らず流通の全ての段階を止める権利がある。しかし、それも成立しての物だから、それ以前の商売は生産とは別で、関係無い。

困るのは[仕入れ済みで、在庫している状態]の時、特許が発効した場合だ。

抱いている業者は転売できない。お気の毒・・・・。

常に現実より少し遅れているのが報道で、それを見て行動するのが一般人だ。[ユーザーとしての一般人]が買ってくれれば良いが、[売って儲けよう、という一般人]の方が余計集まる。

儲けようという気ばかりで焦っている人達が群がった。製造元の当社と取引の無い発売元も有り、そこから販売権を買った上で「スタンバイ××」という名を付けた会社まで現れた!当社から買っても無い物まで「返品するから当社に金を戻して欲しい」と言うのも現れる・・・・・・。バカが・・・・・。

「スタンバイ」カタログ画像

この時期は 民間の個人には金余りの時期でもあった。

それはそれで良いのだが、一般人は、この[スタンバイ]に金を出すだけで、取付指導する知識が無い。・・・なのに「儲けだけが欲しい」・・・それが困る!

従って やはり、商売は終末期だった。

 

 

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