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波乱の社史
第1章 大混乱の継業前後
7 緊急生産

大手通販会社Nからの 依頼を受けて《スタンバイ》のOEM版を生産する事になったのは、「6.穴空き、スポンサー」で述べた。

穴空きスポンサーF氏の豪語を受けて やはりF氏の紹介で、実際の生産には外注業者を使う事になった。県内 那賀川町の《S電子》だった。

ここは 県内の弱電メーカー数社から下請け仕事を貰って通常の生計を建てていたが、近年 新規の出資者が加わり 新工場を建てたばかりだった。

その為に 新規受注が欲しかった事と、既存の取引先からの受注が 多少減少傾向にあり、ちょうど渡りに船の状況だったらしい。

わが社が過去1年半かかって生産してきた累積生産台数、1500台と同じ数を毎月生産する無謀な計画だったが、それに見合う資金を提供してくれる約束が成立したので それに従った。

しかし そうは言っても翌月の生産に使う材料が、突然出て来る訳もない。

そこで 1991年(平成3年)7月号で述べた如く 旧発売元の在庫を買い戻しブランド変更して、初ロットとして使う事にした。

カタログ画像

N社にS電子を見せると共にS電子の専務に「えっまだ契約も出来てないの?そんな じゃらこい(阿波弁で、ふざけた・・・生ぬるい・・・の意;『柔らかい』がナマったと言えば判ろう)話が有るかいな!」と言って貰った。

そうなのだ。「必要な前金は出すし、契約もする。」と言ったにも関わらず、実際には焦って「速くしてくれ。」と言うばかりで、資金は出てなかったのだ。

それ位の話だけでは 旧役員達なら、「出そう、しよう。と言う話は、出して無くて してない話だ。」と断ったはずだが、《お調子》に乗った当社のスポンサー?F専務は、話を どんどん進める。

 

このままゆくと旧役員達が以前に遭った目にF氏が遭うかも知れないが、それは充分口が酸っぱくなる程 言って有る。(ジンクスなのか 筆者には、こういった体験が 非常に多い。)

そこからは彼の責任だ。その責任を後日《銀行紹介のスポンサーに有るまじき振る舞い》に依って果たさなかったのだ。

これも 非常に多いパターンだったが 念には念を入れて、事細かく間違いが有っては いけないからと よくよく申し据えて有るにも関わらず、《言った通りの事 そのもの》が起きて、その人物は 逃げ場が無くなる。いくら後で言い訳したって、論理的には通用しない。何重もの、連続ミスだ。

この事を、後に専務に就任し17年務める旧友のS君に前に話してみた事が有った。この件だけでなく全般の事だ。すると彼が言うには「外から見ると、会社や河野は弱く(小さく)見えてしまって攻撃してくるのだが、実は全く その逆なので皆が困るんだ・・・」との事だった。この時に「お前もだろう」と言いたかったけど、飲み込んだら、後日 彼も そうなってたというのが判明!

果たして 筆者が追いつめたのだろうか? 否、筆者が一生懸命言う事を、馬鹿にして聞かないからだ。目下で在ろうが 年下であろうが 経験が少なかろうが、話は話として聞かねばならない。

それが間違っていたって聞けば間違いを指摘出来ようし、合っていれば自分の意見を修正すれば良い。

要するに プライドか何か知らないが、その為に間違った事を主張したり実行して、それをカバーする為に更に間違いを犯す悪循環だ。

プライドとは、言い逃れの出来ぬ程 悪い事にも勝るほど大事な物か?それとも きっと何時か、打ち負かして逆転できる確証でも 有るのか?。

素直に勝る人生のパスポートは無い。

 

ともかく 買い戻した300台を第1ロットにすべく、《S電子》での改装作業が始まった。当社から何人かの人間が毎日 那賀川町へ向けて出勤し、《S電子》で作業管理した。

「朝日音響?聞いた事無いメーカーじゃなー」と作業員に噂されながら・・・(S電子の名を 県外人いや県内人でも、知らないのと 同じだよ・・・)

ところが 数日過ぎたある日、当時役員のHが運悪く那賀川町内で交通事故を起こしてしまった。Fスポンサーの経営する《F電機工業所》は すぐ隣町だ。

当然 当社の専務でもあるF氏に地元の顔役として、現地へ飛んでの交渉を筆者から依頼する。

数時間後 F氏から思いがけない内容の電話が入った。「相手はのうーこの辺では一番始末の悪い奴ぞ。あんな奴に付き合い出来ん。帰ってきた。」

要するに 相手の顔を見て「市長も県会議長も親しい。」と自慢していた顔役の筈が、目下の社員を事故現場に放置して 一人で逃げ帰って来たのだ。

「信用出来ん!」・・・が当たり!~~~

ズバリ!言った本人に当たり~~!

F氏拡大画像<----F社の社報らしきものより

不幸中の幸いで事故は《致命的な諸問題》を発生せずに片付いた。しかし、それ以前にHが「あの人は信用出来ない。」と言った事が裏付けされてしまった。

そして それが、この生産の将来を暗示していて筆者達 旧役員が全員「送るべきでない。」と主張した この商品を盾にして、東京での裁判が始まるのだ。

わざわざ特注して作らせておいて勝手な都合で「要らなくなった」と「返すから代金を返せ」って送りつけられたって、どうしてくれるのか???身勝手も良い処だ!!!!

 

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