技術資料電波環境調査

電波観測は、お客様からのご要望があった場合に限り、有償で現地に出向いて行います。より安定した通信を確保できるよう、無線機の設置予定場所における電波の使用状況やノイズの発生状況を確認し、使用する周波数を決定します。

電波やノイズは24時間つねに発射されているとは限りませんし、いつも同じ場所から発射されているとも限りません(移動している場合もあります)。このように、電波・ノイズはなかなかとらえどころがないという特性を持っています。

電波観測は限られた時間で行うため、電波の特性からいって状況を100%把握することは困難なのですが、混信や妨害の可能性が少ない周波数を見つけ出すことができます。

電波観測の様子

某工場内での実際の電波観測の様子です。黄色いケースの中に入っている測定機器(スペクトラムアナライザー)を操作して、この場所で発生している電波やノイズを測定しています。

スペクトラムアナライザーの表示画面

スペクトラムアナライザーの表示画面

グラフの横軸が周波数の高低(右へ行くほど高い周波数になる)、縦軸が電波の有無・強さを表しています。ある周波数帯の中で、どの周波数でどのくらの強さの電波やノイズが出ているのかを視覚的にとらえることができます。

当社の無線機が電波法に準拠しているかどうかも、同様の方法で確認しています。

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