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続【やねこじき】発生の謎

文化・芸能と乞食   (2010年10月)

JA5CLB 河野繁美

前回、「やねこじき」の解説で、阿波国の新領主:蜂須賀家正が、
「ヤネコイ+物」を「屋根+乞い物」・・・・っと誤解した話を、しました。

言葉の上では、御判りでしょう。

 

しかし、屋根が有ろうが無かろうが、
いろいろな物で飾り付けをした見せ物で歓迎していた事と、
物乞い=乞い物(乞食)を身の上で、どうして間違えてしまうのか?
不思議では無かったでしょうか?

 

実は中世頃に於いて、芸能人というのは、
乞食と同じの、被差別民待遇だったのです!!!

 

今の映画俳優、歌手、お笑いタレント・・・皆、被差別民なのです。
ついでに言えば、神官や、巫女までも、そういう分類の一部です。

しかし、神官や巫女というのは、皆が知ってのとおりに、
特権階級でも在ったのです。

 

そこで、この神官や巫女と極めて近い階級・立場なのが、芸能人でして、
人形使い 、役者、楽器演奏者、歌人・・・そういう人たちです。

・・・・そして、その人達に次ぐ階級・立場なのが乞食なのでした。

 

実は乞食になると言うのも、難しい話でして、
それまでの百姓などの平民階級を捨てて、**?右衛門とか言う
乞食の総元締めから認められないと済まないのでした。

そして、初めて、乞食として食ってゆく権利が公的に認められるという事でして、
江戸期以前には、この権利で、シッカリ食えていたのです。

 

似た様な事が、盲人に対しても、按摩業で一生食って行けると言う
社会システムとして弱者向けに機能しておりまして、
現代の様に、社会保険庁だの、雇用保険だの言う制度も無しで、
世の中 上手く回っていたのでした。・・・あっ話が、逸れました。

 

そこで、芸能人、=役者の事を、河原乞食という差別用語で呼ぶ事もあるのです。
大抵の旅役人一座は、町はずれの河原の様な場所に小屋を張って、
興業をして一定期間、稼いで行きます。

・・・田舎町にサーカスが来るときの事を考えてください。
常設の大きなイベント会場なんて、予算が無くて、存在しませんから、
大抵が町はずれの寂しげな河原にテントを張ってと言う事になります。
そこで河原・・・っと言うのです。

 

そして、興業=見せ物によって金を貰う行為=役者=俳優も同じという考えから
河原乞食っと言う表現が出るのですが、この見せ物=乞食との考えから、
歓迎の飾り付け行為が乞食展示を出していた行為が
見せ物→乞食=「物貰いか!」っと言う判断になってしまったのでしょう。