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用誤怪説  (2010年6月)

JA5CLB 河野繁美

ビジネス編

 

■グローバルスタンダード(愚弄張る標準)

愚弄:人を弄んで、張る;威勢を張り、

標準:それが当たり前の様な顔をしている事。

 

 

■コクサイテキ(小臭い敵)

小:ちょいと、臭い:怪しい、

敵:そういう奴は 味方だったりする訳が無い! 怪しい敵だって事!!

 

 

■ISO810941(いっそ辞めとく好い)

ISO:いっそ、8:やめ、10:と、9:く、41:よい

 

細かい基準を、ああでもない こうでもない と決めては、
面倒な事を全部その通りにしなくては済まない程の手間を掛けて、
ヤット基準を通してまで、何の得があるのか?

その基準に通すためにどれ程のエネルギーと資源浪費をして
地球温暖化を進行させたのか?を測る、基準。

 

 

クレーン業界編

 

■ホイスト

「ホイスト」は以前にも社報エイ・オー誌上で語源を解説したことが有ります。

現在はワイヤーロープによる巻き上げ機構と、
それ全体の横方向移動機構が一体化した製品の事でして、
それをバラバラの部品で組み立てた物は、そう呼ばれません。

しかしホイストとは吊り上げると言う意味の言葉です。

だから帆や旗や荷物も「ホイストする」と言う言い方をします。

皆さんは号令を掛けるときに使う「ホイッスル」を ご存じでしょう。

昔、帆船では 甲板長が荒くれ水夫達に「笛」の音を「ヒーホ ヒーホ」と
長短に吹き分けることで巻き上げ機の巻き具合を指示していました。

それで その「笛」の事を今でも「ホイッスル」と言うのでした。

 

 

■ブロック

チェーンブロックの「ブロック」って何でしょうね?

コンクリートブロックのような塊という意味じゃあ無さそうです。

実は「滑車」の意味です。

帆船では・・・今でもヨットでは多くの「**ブロック」と呼ばれる滑車を使っています。

つまりは繊維ロープやワイヤーロープでなく、鎖を対象とした滑車機構と言う
「チェーンブロック」で、我々が無線操縦の対象に出来るのは、
それも電動モーター式に限られるのでした。

そこで この電動チェーンブロックの商品名として
某メーカーでは「モートルブロック」を使っています。

 

(ブロックの余話)

工業技術センターが主催での異業種交流に参加していた頃の話です。

年度が替わる度に何度か編成替えがあり、「物作り主体」と言う事から
全体の名前が県内全部で「技術市場交流プラザ」となりました。

四国各県とも同様で在ったらしく、ある時、四国4県から高松に集まって
合同大会の開催になりました。

この司会は、現地「RNC西日本放送」の女子アナウンサーです。

処がこの女子アナ・・・開会宣言での会の名前を・・・・正しくは
『四国ブロック(四国地区の意味)技術市場交流プラザですが・・・・』 を
弁慶読みして! 『四国、ブロック技術、市場交流プラザでした・・・・』 ?!!

我々参加者は互いに顔を見合わせ

「へーーー。我々はブロックの業者だったんか???」

「知らんかった・・・」????冷や汗!

 

 

■ジャッキ

ジャッキ・・・先ほどホイストの項で旗を上げる話が出ましたが、
ジャッキも持ち上げる機械です。

それと共に英国旗が「ユニオンジャック」=連合旗と呼ばれるように旗の事をも
「ジャック」と呼ぶ事が有ります。

意味で言えば「旗」とは「国家」や「軍」の意味だったりもします。

我々の電機業界での「ジャック」と言えば「プラグ」に相対する
接続用のソケットの一方でしょう。

この意味も「旗」の意味する「国家」と似通った「受け皿」的な意味です。

各種ジャックの形状を見れば一目瞭然でしょう。

ハイジャック、シージャックの受け入れ先も、どっかの国ですね。

世界には、いや近くにも、ひどい国も幾つか有るようで…

 

 

歴史編

 

■くだらない

つまらない、好くないという意味で使われています。

すると良い物は下る物で上物なのでしょう。

江戸が政治の中心になったばかりの頃、
何と言っても物産は京や大阪の物が上物として喜ばれました。

舶来品嗜好みたいな物です。

今は道路鉄道の上り下りが東京に対してですが、昔は京都・大阪に対してですので、
京阪から来る品物は都会からの一流品で「下り物」
そうでない地元産品は「下らない」物だったのです。

特に清酒は関西物が喜ばれたそうです。

そう言えば この近所で造ってる酒は????「下らない」地元産なのですが、
それが樽ごと工場の灘まで出荷されて、本場で灘の生一本「???」に
化けている様です。

下り直し偽の生一本 どういうこっちゃ???

 

 

■みっともない

野球をする時にグローブばかりでキャッチャーミットが無い話ではなく、
単に恥ずかしい、格好が付かないと言うときの表現ですが、
ほぼ江戸時代に格式を言える状態に達した時点での一人前の武士の話です。

「ミットも」と言うのは「三つ共が」で有り「居ない」のです。

揃っていないと格好にならない三つの共とは?・・・・

 

(1)草履取り:

豊臣秀吉の最初の仕事として有名ですね。

昔は玄関に下駄箱という物が無く、来客の履き物は皆バラバラに脱ぎっ放しでした。

ドレが誰のやら帰る時に解らなくなるので家来が素速く拾って、
ずっと持って待ち通しです。

「**殿お帰りー」と言う声が聞こえると草履取りは、素速く玄関口正面に出て、
主人の足元に向かって草履を投げる。

(下手をして裏返ったら、明日は雨?では済まない。爆笑!
皆猛練習していたそうです)

案外 銭形平次だって草履取り出身かもね?

上手になったら手裏剣投げて出世できる?!

 

(2)挟み箱持ち:

この箱は蓋が片側から兆番で閉まるのでこういう名前らしい。

飛脚が担いでで走っている棒の付いた小さな箱、
あれを各辺とも5倍くらいに大きくした様な物で、
中には着替えや筆記具などが入っていて、
武士版アタッシュケースと鞄持ちの秘書でしょう。

 

(3)槍持ち:

刀の大小2本は何時も自分の腰に直接差していますが、
槍のような大袈裟な武器を自ら携えて他家を訪問するのは失礼と言う事で
部下に持たせるのが礼儀だった様です。

失礼だからと言って遠方から戦える戦いの主役になる武器を持たずにいるのは
武士の恥。両立策でしょうね。

実は戦国時代以前から戦いの主力は弓矢に依る遠距離集団戦に移行しており
偶々接近して仕舞ったら、なるべく遠くから手を出せる長槍での集団戦から
仕方なく個人戦、そして組み討ちほど接近して一騎討ちの時だけ刀なのです。

「武士の命は刀」等というのは大嘘です。

 

・・・と言うわけで一人ではかっこう悪くて出歩けない?????

一人前の武士の事なのでした。

 

 

■幕府

源頼朝が鎌倉幕府を開いて以来、室町、江戸、と
どうして武家政権は「幕」府なのでしょう?

そもそも幕府の「幕」って布の事ですよね。

土・石・木で出来た建物の屋敷や城でなく布のテントでもって、
仮の宿舎なり陣地を築き、そこを拠点に政治まで行おうって事でしょう。

 

以前には「肌に布を巻くと日本刀の切り傷には強く、
それでヤクザが出入りの時に晒し木綿を腹に巻く」話を社報エイ・オーで出しましたね。

しかし今回は、それとは全く違う面での布の効用を お知らせしましょう。

 

現代でも、婚礼や葬式の時、その家の壁面などに
紅白や白黒の幕を張る風習が有ります。

あれを 幕府・幕営の名残と考えても良さそうです。

神社仏閣の領域にも張りますし、又、建築予定地も相撲の興行地なども同様でしょう。

 

更に言葉として残る物には・・・防衛庁の組織として幕僚監部、
階級として「幕僚長」等です。

何れも幕僚とは文字通り幕の内側の僚友で在って第一線じゃない場所で居て
作戦を考えるような役目だって事です。

使い捨ての兵隊と違って重要な役だって事は、
相撲の上位力士が幕内と呼ばれるのにも似ています。

 

では あんな幕程度で、どの様な防衛力が有るのでしょう。

実は 飛んでくる弓矢に対して かなり防御効果が有るのです。

その例に面白い話を御紹介しましょう。

これは社報エイ・オー誌上に何度か紹介した事のある、宮内庁で保存中の国宝?
「蒙古襲来絵詞」に描かれて伝来している風聞ですが、
博多沖に蒙古が攻め寄せる事に対して鎌倉幕府の命令で、
御家人達が博多沿岸で防衛線を築いた。

伊予の守護河野氏も土塁を築いて待ち構えたが、いざ戦闘になると、
河野氏の軍勢は築いた土塁に身を伏せるのでなく、土累の前に出て戦ったという。

反対だ!これを見た地元民から勇猛さを称える声が挙がり後々まで
「河野の後築地」と呼ばれたそうです。

しかし、この時、彼らの前面には、この幕が張られており、蒙古軍の短い弓矢だと
殆ど貫通不能だったのだと判断できます。

後ろは???・・「背水の陣」ならぬ背土の陣でしょう。

海賊達が中心の兵では水は怖くない「背水の陣」なんて効果無し!
土累の方が怖かったのでしょう。笑・・・