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わらしべ忍者  (2010年7月)

JA5CLB 河野繁美

このタイトルは、日本の昔話(おとぎ話)として皆さん聴いた事が有るでしょう。

チョットあらすじを紹介しておきましょう。

 

ある男が、最初は川で、流れてきた藁屑を拾うのです。

藁屑なんて、何の価値も無いと思われがちですが、ソレを持って歩いていると、
その藁を欲しがっている人が居て、藁屑よりは、好いと思われる(価値が有る)と
思われる物交換します。

 

藁と交換した物を持って又歩いて行くと、又も、他の者と交換できます。

ソウして、次々と交換を繰り返し、若者は、最後に立派な家を、
交換によって手に入れてしまいます。

 

昔の事で、立派な家に住むという事は、其処に、それだけの収入源も
付帯している訳なのです。家住宅という箱物だけではありません。

例えば、庄屋屋敷としての田畑耕作面積に使用人、小作貸付地からの収穫
・・・・っと言う訳です。

かくして、長者っと呼ばれた事が、物語のタイトルにもなっているのでした。・・・・・・

 

此処で今回のこの文章、タイトルが、忍者であって、長者でないのは、
私の体験例を挙げようと云うのに、長者になったとは考えてないからです。

もっと、金とか、財産が増えないと長者とは言えません。

では忍者なのは???・・・

・・・忍術使いや、忍びの者の忍者とか、忍術使いっと言う意味ではありません。

長く耐えてきた者としての忍者です。堪え忍んできた忍者です!判ったでしょう。

 

本来なら、今の会社を経営する必要など無く、経営する義務のあった人達に対して、
「高給で雇ってくれー」と、云える立場でした。

ソウして貰えないなら、アッサリ辞めて、もっと良い待遇の会社を探せばよいだけ
だったのです。

私が経営する理由は有りません。

本来経営すべき人が皆、義務を放棄して逃げてしまったので
捨てられた「藁しべ」を拾っただけなのです。

 

サテ、私の仕事は、この本来経営すべき人達の為に、喰って行く為の商品を作り出す
製品開発という事でした。

その為には、経営とか財務とか云う仕事を本来の経営者が行って、
給与位は確保して貰えなければ、逃げて行かざるを得ません。

処が、逃げた者は、逆で、私の方が、給与を確保する為に、
この役目の人間を捜して、藁しべと この役目の人間と交換しました。

 

この財務担当が、又、役立たずと云うよりも、本来の資金調達よりも、
資金分散をしてしまいます。

其処で、暫くして、この財務担当と、総務役員の交換をします。

すると、総務役員は、過去最長に長持ちし、コレで最終かと思えました。

しかし、徐々にオカシクなってきます。

更に、会社の飛躍発展には、総務では済みません。販売が大事です。

ソレで、次は販売担当と交換しました。

この辺で、会社としては、又も長者と言えるのか?っと言う程、儲けが増えてきました。

しかし、私個人は、長者という状態じゃありません。

社員の持つ住居に比べて、好い(高額な)家に住む訳でもなく、
貯金が特に多い訳でもない状態です。

多いのは、社員の数と、その社員達の給与の額です。

ソレは、或る意味で、財産と言えるものかも知れませんが、
世間で云う長者に相当する為の財産とは言えない種類のものに間違いないでしょう。