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海の面白雑学

エイ・オー掲載

1 「ホイストと帆船」

当社の無線操縦は クレーンに装着されているのが半数を占めます。
(ライバル他社に比べると、非クレーンの率が かなり高いと思われます。・・・余談)
その中で クレーンと言う分類の中に「ホイスト・クレーン」という物が有ります。
これに対するのは「クラブ・クレーン」で、中心になっている巻き上げ部分が、「蟹」の
様に 横走りする事から、クラブ=蟹 と言う言葉が 付いているのだそうです。

それでは「ホイスト」は何でしょう。巻き上げるという意味だそうですが、クラブ・
クレーンだって 巻き上げしない訳では ありません。
巻き上げだけの部分が一種のアッセンブリーに成っている物を ホイストと呼んでいる
のが実状です。ICの様ですが、対するクラブクレーンは トランジスタ回路でしょうか。

一方サッカーの審判も使っているのが「ホイッスル」。一見 何の関係もない言葉に
見えますが、大有りなのです。

ホイッスルの語源は、帆船時代に 甲板作業で巻き上げをする為の、合図の笛です。
鋭く吹くのではなく 「ヒーホー」と吹き分けて、合図に 使い分けていたのです。
今のクレーン現場で言えば玉掛けがホイッスルを吹き、オペレーターがスイッチを押す。
その代わりにロープを握った水夫達が 綱引き宜しく「ヨイショ,ヨイショ」
「ホイッサ,ホイッサ」が 語源では無かった様で・・・


2 「ログハウスと速力」

最近は 「ログハウス」の「ログ」が「丸太」で在る事を 皆 知っています。
ログブック=航海日誌・・・無線の業界では業務日誌。 ログハウスで馴染みの丸太が
どうして航海日誌や 無線の業務日誌なのか?

アマチュア無線の方を 船よりも先に始めた筆者は、航海日誌から 無線の業務日誌の
事もログブックと呼ぶ事になった と聞いて来ました。
では航海日誌は 何故 丸太で出来た本なのか。
それは昔、紙が無かった頃?・・・荒縄で・・・違う そりゃあトイレの話だ。

丸太の「残り本数」を記録していた本だったのが ログブックの語源でした。
昔の帆船は一定の時間か距離(忘れました)を走る毎に 丸太(木片を)海に投げ込んで
残りの本数を 記録していたのです。
その事から今度は 木片の浮きにロープを付けて流し、砂時計を見ながら何フィート
繰り出されたか? で スピードを測る道具をログと呼ぶ事に なりました。
「ログ流せー」 「アイアイサー」か 「ようそろー」か 知りませんが・・・


3 「結び目と速力」

前回のスピードメーターと航海日誌のログ これに紐の結び目=ノットが登場します。

1ノットとは 1浬を1時間に航行する速度です。
これを テレビやラジオのアナウンサー、それに新聞まで「時速**ノット」と
言う事が 多々有るのには 顔が赤くなります。
時速1浬なら合っていますが ノットの言葉には、時速と云う部分が含まれています
から「時速60キロメートル毎時ですねえ」とは 云いません。そんな間違いです。

1浬(海里)とは1852mで 陸のマイル約1600mとは違いますから、我々は
区別が必要な時だけ シーマイル/ランドマイルと呼びますが、通常マイルだけです。
ややこしくて参る
この距離は地球の緯度1度の60分の1が1分。つまり直角の5400分の1を1海里
とした数字です。
メートル法の定義事項で地球の周囲は約4万キロメートルです。 緯度90度は1万
キロメートル。その5400分の1が 2キロメートル弱なのは暗算できますね。


そうして ノットの定義が解るのですが、それとは関係が無い所 スピードメーター=
ログ・メーターの構造に ノットが密接な関係を含んでいます。
前に述べました浮きを流す時「繰り出すロープ!」実は このロープには一定の間隔で
結び目が有るのです。 ノット=結び目 が 付いているのです。

砂時計が終わる時間の間に 結び目が何個送り出されたか?、そう!その数が何ノット
か?を 示しているのです。
アンタ解ったノット?


4 「キリスト教とクルーザー」

又々アッと驚く 無関係風の関係です。キリスト教徒はクルーザーで豪遊していた? 
そうではなくてクルーザーの語源は キリスト教の十字架=クロスと 大いに関係が有る
のです。
キリスト教徒が 徒党を組んで出兵した十字軍、これを「クルーセーダー」と呼ぶのは
知っている方も多いでしょう。(戦闘機の名とフォークバンドの名しか知らないって?)
これがクルーズの語源で、同じ所を何回も巡ってきては責める・・・うーん私が、昔の
事を ずっと言い続けているルーツ?(解決しない事を解決しようとすれば そう成る)

斯くして十字軍の乗る船は巡回船/巡航船であり クルージングをする船がクルーザー
なのです。カタカナでクルーザーと書きますが アルファベットの綴りからすれば、
クルイザー(狂いざー?)に近い「CRUSER」で在る事が「クルーセーダー」や
十字架との関係を表す証拠です。
この綴りを間違っている「クルジング(CRUSING)・クラブ」も 身近に有る様です。笑

辞書を引くと クルーザーとは「巡洋艦」です。十字の事を考えると 「軍艦」が
当たっている様な気もする、長期作戦の出来る(戦艦や空母や潜水艦でない)軍艦です。
長期戦の出来る軍艦は他にも有るのに、それらが後から出て来た為に、個性的な名で
(用途や形式通りに)呼ばれます。・・・言葉は そうして動いているのです。
そうした極端な例が「シップ」です。今は 船の総称でも在りますが、帆走の形式に
ついての一種類です。「日本丸」「海星」それに「あこがれ」は、シップでは有りません

最近の日本では新聞雑誌テレビでも「港にはヨットやクルーザーが並び・・・」と 
日常的に言われています。今の日本には護衛艦しか居ません。
そうすると クルージングする船をクルーザーと読んで居るのは 判るのですが、では
ヨットはクルージングしないのでしょうか。

普通 港に浮かんだままのヨットは皆クルージングするヨットです。コジツケでは無く
大きいヨットや競技用小型ヨットの所有者自身が皆 クルーザーと呼んで居ます
クルーザーと称する時は ヨットを(クルージングできない)ディンギーと区別して
呼ぶ時です。そうすると日本では やはり言葉の方が、「狂うざー」なのかも・・・
同様に モーターボートも、クルーザーと ラナバウトに 分けられるのです。
従って 「港に居る」のは モーターボートもヨットも、殆ど皆 クルーザーなのです。
しかし海外ではヨットという言葉自身が、実は 大きめのプレジャー・ボートであり 
帆で走る船の事では無いのです。日本では間違わない様に 糸山英太郎さんや加山雄三
さんの船みたいなのを 「モーターヨット」と言います。
だけど貨物船もフェリーも皆 出港の事を出帆とも言いますね。 


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