産業機械用無線操縦装置-朝日音響株式会社

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ベンチャー企業 我が社の経営方針について

1997,05,15

   朝日音響、波乱の20年

1;他社では余り見かけない言葉の 社是を御覧下さい。(理由を解説)
又 この規模では珍しい 非同族会社です。
(金無し 四面楚歌の成立過程と業種転換,営業展開 公開株主と構成の解説)
しかし 会社として何を目標に しているのか・・・

2;当社は この規模に於いて 全国的にも類を見ない 本物の独立系メーカーで、
且つ 本物のベンチャービジネスです。(偽物とは?・・・言うと怒る会社を解説)
自社ブランド,自社開発の商品を持ち 市場は全国規模です。
最近の動きとして 開発室とは別に起業室という組織を 創りつつあります。

3;カタログも 商品名も キャッチフレーズも 社内で作ります。
どうして徳島に有るのか?と 県外顧客の疑問には「私のアマチュア無線がルーツ」
(キャッチフレーズ・商品名解説,創造性の創造と教育,ソフトのソフト)

4;年間休日127、前年と同人数で3割増産した 近年に無い多残業の年でも
規定労働時間1715,5を下回る 実績労働時間一人平均1695時間、
最多残業者が 総労働時間1890時間です。年間有給消化 一人平均10日
更に 土日祭日+盆正月休みの労働時間体制は 10年前から同じです。
(成因分析・・・その時が来て土壇・場タン・時短! 必死になっても駄目)

5;初任給や昇級賞与の決め方も、独自の方法を打ち出しています。一番上の役員達では
無く、中間管理職達の投票による得点順位と会社の利益予測額から計算で賞与が決まり、
その賞与を含む年収から 又 計算で次の年の月給額が決まります。
(公平な制度による 社員の意識と耐乏力 解説)

6;初期の社報に連載された社史を 再編集終了分だけ提示します。
あっと驚く カーチェイスや 3枚舌の地元・有名経営者まで 出てきます。
某・市会議員が 「映画にしよう」と 言い出した位です。

7;創造的中小企業としての認定を受け 県や国の資金投資を昨年、受けた時 提出した
説明文を示します。
認定する側は、新製品を創る=ベンチャーという構図から「抜けられない制度枠」
でしか 物を捉えられません。 資金を扱う側は 制度を名目に利用する実利に
終始しました。 (本音と建て前 方便 踏切一旦停車との対比)
  ベンチャーか否かを審査する能力が有るか、先ずは その審査?が必要です。

   世間で云われる常識の誤り
発明王・特許マニアは 器用貧乏。日本の特許は 必ず逃げる事が可能。
経営者の強い意志だけでは 成立しない。

   新規市場を探る活動
創立者(前法人の設立者)が開発し 販売まで出来た商品
元祖カラオケ;「ボイス・チェンジャー」
創立者で 開発していたが 販売までは出来なかった物
出先から聞き出せる留守番電話(パイオニア・アンサホンより前)
ワイヤレス・レコードプレーヤ(松下電器の販売より前;但しワイヤレス技術難で中止)
私どもで会社を引継後、開発し 販売まで出来た商品
マイカー リモコン・エンジン・スターター「スタンバイ」
産業用(クレーン等)無線操縦装置「サテレータ」「ケーブレス」シリーズ
火薬庫警報装置「PPウオッチマン」
私どもで特許も成立し 開発試作できているが、販売まで出来てない商品
パソコン/ワープロ用 ローマ字入力キーボード「楽鍵」(ラッキー)シリーズ
自動車の後退用「バック・クラクション」
私どもで工業所有権は取っていないが、試作できている商品
コンパネ1枚だけ の材料で「ジグソーパネル」シリーズ家具。
アングル鋼材製 作業机
私どもで今後 市場が見込まれ、計画中の商品
格安生産方式のプレジャーボートをシリーズ化 設計ソフト完成
3~4輪・屋根付き電動補助自転車

   事業成立のキーポイント
問題意識と それを忘れない為の「予忘」から問題解決の糸口
一定間隔で全周を見渡して 全体の流れを読み、一事に没頭し過ぎない
「氷山の一角」との視点で 真実を読み、事前の策
己を知り 弱点を何かでカバーし、次には得意な点での 一点集中突破を謀る
覆水を盆に返すだけの努力 ヒステリシス現象
余裕を生む、分相応な小振りの美学 大きすぎない野望,売れすぎない商品
安い肉を美味しく食べられる様な タレ

   永続する企業への条件
朝日音響に於いても今は、別の状況に置かれた時 格別の競争力を有する現在の商品や
会社システムを、従業員達の手で 新たに構築する能力までは無いと言えます。
それで、端から見ると 私がスーパ-マン的ワンマンに見える人と、逆に全く私の力を
感じず 誰か別に 陰の経営者が居ると感じる人も居ます。

もっとも その差は、感じる側の力量に負う処も 大きいのですが・・・

それを指摘すると 某県会議員筋から「こんな企業に投資した」と 取り扱った銀行に
圧力が掛かった様です。 その議員って「審査員だった」のでしょうか?・・・

「では 起業に成功して見せ、資金を目的通り使って見せると悪いのだな! 他の
企業は 絶対それを出来ない事が、自ら解っているからこそ 対比上まずいのだな!
これが悪いというなら、行政全部を敵に回しても好い。世間に どっちが正しいか
問おうじゃないか。それが今まで生きて来た逆風の世界で 日常茶飯事だ。順風の方が
却って怖い」と 言いました。

しかし 本当の目的を達成するには、本当の事を やらないと いけません。過去の
好業績や 先代の業績に乗って 偶々巧く行っている企業の方が、世間には多いのかも
知れませんが、それは「目を閉じて突撃すれば 死ぬのも怖くない。神国・日本は決して
負けない。」と云う 大日本帝国陸軍の発想と同じです。
それで巧く行く必然性は 全く無いのです。 「だからこそ」と 念を押したのに
それを無視した為に 巧く行かない人達のエゴと 私は戦って来ました。

「空き缶を そんな所に捨てると怒られるよ」と注意したのを無視し 却って罵声を
浴びせておいて、それを注意されて後 私を逆恨みする。 そんな経験が多いのです。
或る意味で 流行の「虐め」なのかも知れません。それを子供の頃から受け 正面から
或いは 悶々と耐えながら決して諦めず、巻き返しの機会を狙って来たのが私です。
力の無い内は 正義も通せない。力が付いたら 必ず倒してやる・・・・と

その辺が最近 「ベンチャービジネスの経営者に一番必要な資質;強い実行意志」と 
云われている所らしいのです。更に「資産の保有状況ではない」とかも・・・
最近の本には(今頃)そんな事を利口そうに書いていますし、偉い(筈の)講師先生
方の話も 皆 その様な事を説いています。
それらは皆 かつて私が言った事であり 且つ 反対されたり,聞いてくれ無かった事
ですから、私が「目上の者は 人間が出来てない」と言うのも 当然の帰結です。
奇異な事に見える事も、見える本人の力量や情報不足 故の事が 多いのです。
それを「彼奴は変わっとる」と云う言葉で、玉虫色の表現をして ごまかしているのです。

しかし私は 「経営者の強い意志」だけでは 成立しないと考えます。
「精神力が足りないから負けるのだ」これも 大日本帝国陸軍の御得意ですが、彼らは
大和魂入りの竹槍で B29を撃墜できたのでしょうか。
物理的な条件が揃っていて 初めて精神力の差が、問題になるのです。

雷が鳴っても その正体を知らない人は避雷針を笑い、生け贄を捧げるべき主張します。

そこで現在 異業種交流グループ内の企業を中心に呼びかけているのが、起業棟での
共同事業です。
朝日音響では従来から 幾つかの商品展開を考えているのですが、本来の業務の為に
人手不足で 実行できていません。
人を入れると その人が育つまで御荷物で、余計に手を取られますから 新卒など
もってのほかです。
経験者を入れてさえ 現社員の平均以上のレベルで無ければ、却って その人を
食わせる為に忙しくなって 人を入れるほど人手不足に なります。

その為 特許が成立して久しい物も有りますし、試作が完了している物も有ります。
これらの商品を 市場に投入する為には、試作品を 量産可能な段階まで漕ぎ着ける事や
営業企画が必要です。
それを 従来から、異業種交流のテーマとして 何度か提案したのですが、新製品の
開発を目的とする筈の異業種交流は 「名目だけの参加」さえも出来ない人ばかりで、
わずかに 朝日音響で単独開発した物を「追認して、自分達の成果とする」だけに終わり
ました。
出来た物を 後から認めるだけなら、リスクは有りません。製品を創り上げる事による
リスクを避けたのですから、単なる仕入れ販売と同じです。
異業種交流とは 交流によって新しい商品や市場を得る事であり、巧く行った物を
評価する会では有りません。

今年(1997年度) その異業種交流グループの会長役が 私に回って来ました。
この交流会へ提案する事によって 事業は「返事を出来ない人の為に 只 時間を費やし、
開発を遅らせる」だけで 「むしろ 開発が阻害されるだけに終わる」事を立証し、
会長就任を辞退したのですが 「したくない事は しなくてよい」との説得で 慰留
されて しまいました。
これは今回 朝日音響が受けたベンチャービジネス創出支援投資を、ベンチャーな企業
ではなく 名の通った企業や 資金ショートし掛けた企業に 交付したのと同じで、
有る程度 名の通った企業へ 会長を持ち回りしているに 過ぎないのです。
我が社が 本当に資金を必要とした時は、銀行も家族も 逆の事をしてくれました。

本来の目的ではなく「その様な事を やっている」と云うスタンドプレーに終始して
いるのが特長ですから、目的通りの事など 出来っこ有りません。
その様な虚飾を一切廃し 実務のみに励む為、会長らしい働きをしないことを総会で
宣言します。(総会は後日)
そうして 自分の企業を診る事に支障のない範囲で、異業種を育てるには 手元しか
無いのです。手元に 起業棟と賞する建物を建築したのは その為です。 


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